ドジャース タッカーが名言「ワールドシリーズに勝つまでは僕たちの真の力を発揮したとは言えない」8月打率・195→直近10戦・429のV字回復

 「ドジャース10-4ジャイアンツ」(19日、ロサンゼルス)

 ドジャースが大勝で3連勝を飾った。すでに5年連続地区優勝を決めているチームは8月まで精彩を欠いていた選手たちが軒並み復調。移籍1年目のカイル・タッカー外野手もその中の1人で、月間打率1割台と苦しんでいた8月から一転、直近10戦は打率・429(35打数15安打)、5本塁打、11打点と驚異的なV字回復を見せている。この日は同点の五回2死走者なしから4戦連続安打となる右前打を放ち、後続の適時打で勝ち越しのホームイン。一回の右翼の守備では右中間の打球をダイビングキャッチで阻止し、攻守でチームの勝利に貢献した。

 試合後のクラブハウスで報道陣に囲まれたタッカーのほおはずっと緩みっぱなしだった。

 「全体的にすごくいい感覚でプレーできている。守備では、もっと貢献できるように意識していて、ここ最近はより良いプレーができていると思う。投手陣は毎日、マウンドで本当にハードに戦っているし、その後ろで支えるのが僕らの役目だからね。打席でも、以前よりしっかりバレルで捉えられているし、いい打席を続けられている。今の自分の状態に手ごたえを感じている」

 昨季終了後にFAになり、ドジャースと4年2億4000万ドル(約380億円)、1年平均6000万ドル(約95億円)の超大型契約で合意。開幕直後から期待を裏切り続けたが、9月に入って復調の兆し。この日も晴れ晴れとした表情で取材に応じた29歳は9月は楽しめてますか?の問いに「そうですね。ヒットを打てたら当然、楽しいし、打てないよりはずっといい。でも、僕らはシーズンを通してずっといい野球ができていると思う。チーム全体がここまでの道のりをしっかり戦い抜いて、今の場所まで来られたことがうれしいですね」と答えた。

 レギュラーシーズン残り7試合。タッカーだけでなく、ベッツやテオスカー・ヘルナンデスといった8月まで苦しんでいた選手たちが完全復調の兆し。三連覇を目指すチームも本来の姿を取り戻したのように見えるが、タッカーは「僕たちのポテンシャルはワールドシリーズに勝つことだと思う。だから、それまでは僕たちの持つ真の力を発揮したとは言えない」と言い切った。

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