エンゼルス身売り 正式発表 モレノ氏が売却決断 03年295億円→現球団評価額4000億円超 菊池雄星所属 大谷翔平が6年間プレー 23年1月身売り撤回宣言から3年も目標達成できず

 菊池雄星投手が所属するエンゼルスは1日(日本時間2日)、エンゼルスのオーナー、アート・モレノ氏がNFLラムズの筆頭オーナーでもあるスタン・クロエンケ氏率いる「クロエンケスポーツ&エンターテインメント(KSE)」に球団を売却することで合意したと発表した。

 エンゼルスは大谷翔平投手(現ドジャース)がメジャー1年目の18年から23年まで所属した球団。モレノ氏は、エンゼルスが球団初のワールドチャンピオンになった翌年の03年にウォルト・ディズニー社から1億8400万ドル(約295億円)で球団を買収し、史上初のヒスパニック系のオーナーになった。

 モレノ氏による球団買収以降、最初の7シーズンでプレーオフに5度進出したが、10年以降は14年の1度だけでワールドシリーズの出場はなし。今季も地区最下位、ア・リーグ最低勝率に沈み、11年連続でポストシーズン進出が絶望的な状況に陥っている。

 同氏は22年8月に球団の身売り検討を発表。「この難しい決断はすべて私たちの選択であり、熟考に値するものでしたが、私たち家族は最終的に『今がその時』という結論に達しました。このプロセスを通じて、私たちはファン、球団職員、選手、そして、ビジネス・パートナーのために最善の方法でフランチャイズの運営を継続してまいります」との声明を出したが、5カ月後の23年1月に交渉中止を発表。「今回の調査の過程において私たちにはやり残したことがあり、チームの将来やファンにポジティブな影響を与えることができると感じていることが明らかになりました」と身売り撤回の理由を説明。「このオフに球団最高記録となる総年俸を約束し、ファンのためにワールドチャンピオンを奪回するという目標を達成したいと考えています」と、02年から遠ざかっているワールドシリーズ制覇を宣言していた。

 KSEはラムズのほか、NBAナゲッツ、NHLアバランチ、MLSラピッズなどのプロスポーツの株を所有。今回のエンゼルス買収成功で米5大スポーツを制覇したことになる。経済誌「フォーブス」は球団価値を28億ドル(約4480億円)と伝えている。

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