ドジャース 今季大不振のスコットに新たな事実「隠していたことがいくつかあった」ロバーツ監督が明かす「来年は改善できる」

 「MLBウインターミーティング」(8日、オーランド)

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が会見に臨み、今季不振にあえいだタナー・スコット投手について「自分の体について隠していたことがいくつかあったと思う」と故障を抱えながらの投球だったことを明かした。

 スコットは昨オフに4年7200万ドルの大型契約で守護神として迎えられた。6月には月間13登板、8セーブ、防御率1・35と好投したが、球宴後はセーブ失敗が続くなど、防御率6・92と精彩を欠いた。ポストシーズンは登録メンバーに入ったが、下半身の膿瘍を摘出する手術を受けた影響もあり、登板がなかった。

 指揮官は「彼は自分の体について隠していたことがいくつかあったと思うし、ロサンゼルスへの移籍もあって何もかもがうまくいかない状況になったと思う」と語った。その上で「彼は本当に一生懸命取り組んでいるし、才能も十分にある。これまでの実績とはまったく違うものだった。だから今年は例外的なシーズンだったと考えている」と説明した。

 その上で来季の救援陣の編成について「彼が専任クローザーになる必要があるとは思わないが、来季は大きく改善できると考えている。彼は身体的にいくつかの問題を抱えていて、公になったものもあればそうでないのもあった。ただ重圧の大きな場面でリリーフ投手を獲得することは悪くないと思う」と語った。

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