村上宗隆、きょうポスティング申請 メッツやRソックス有力視 米報道「争奪戦必至」 270億円超契約予想も 入札期間12月23日まで
ヤクルトの村上宗隆内野手がきょう7日(日本時間8日)にポスティングシステムの申請を行う、と米スポーツ専門局ESPN電子版が伝えた。
熊本出身の村上は九州学院高をへて17年ドラフト1位でヤクルトに入団。実質1年目の19年に36本塁打、96打点をマークして高卒2年目以内の日本記録を更新し、新人王を獲得した。22年には打率・318、56本塁打、134打点を残し、18年ぶり8人目、史上最年少の22歳で三冠に輝いた。NPB通算記録は892試合、打率・270、246本塁打、647打点、OPS・951。首位打者1回、本塁王3回、打点王2回、MVP2回。
三冠獲得によりMURAKAMIの名は米球界に一気に知れ渡り、23年WBCでの世界一貢献により、注目度はさらに上がった。主要メディアのNBCスポーツはメジャー球団との契約を5年1億2000万ドル(約184億円)、MLB情報サイト「トレード・ルーマー」は8年1億8000万ドル(約277億円)を予想。移籍先にメッツ、レッドソックスなどを挙げた。
ESPNは村上の打撃を「圧倒的な長打力」と表現。8年目の今季に関しては「腹斜筋の負傷により56試合の出場にとどまったが、それでも22本塁打、打率・273、出塁率・379、長打率・663という成績を残した。三振の多さ、特にストライクゾーン内での空振り率に懸念はあるものの、年齢と将来性の高さから、FA市場では争奪戦になると見られている」と伝えた。
同サイトによると、入札期間は45日間で米東部時間8日午前8時(日本時間9日午後10時)に開始され、12月22日午後5時(同12月23日午前7時)までに契約が成立する見込み。
