死闘WS舞台裏 山本由伸のブルペン準備で明かされた衝撃エピソード 同僚が明かす「うわ、この男、完全にスイッチが入ったなと」
米ポッドキャスト番組「ファウルテリトリー」の公式Xは4日(日本時間5日)、ドジャースのマックス・マンシー内野手のインタビュー動画を公開。延長十八回の死闘となったワールドシリーズ・第3戦、山本由伸投手のブルペン準備に関するエピソードを明かした。
「ヨシの話をさせてくれ」と切り出したマンシーは「あの十八回の試合、ヨシはコーチ陣に『ブルペンに行って肩を作る』と言ったらしい」と説明。そして、ブルペンでゆっくり準備を進めていると、ベンチから「次の回(十九回)はヨシだ」と連絡が入ったという。
マンシーは「ブルペンには投手が投球練習しながら自分の球質を確認できる機器があるんだけど、聞いた話では『登板する』と知らされた直後の投球で100マイル(約161キロ)を記録したらしい」と、驚き交じりの笑み。続けて、「その瞬間、みんなが『うわ、この男、完全にスイッチが入ったな』と思ったよ。あれは本当に、これまで見た中で最も印象的なことだった」と実感を込めた。
山本は第2戦で105球を投げて1失点完投勝利。第3戦が死闘となると、中1日ながら自らブルペンで準備することをロバーツ監督に伝えた。結果的に十八回にフリーマンがサヨナラ弾を放ち登板はなかったが、その男気あふれる行動に、指揮官や同僚が次々と熱い抱擁を交わした。





