激痛敗戦のブルージェイズ監督 大谷4敬遠は苦肉の策「ムーキーやフレディと勝負するのも簡単でない」
「ワールドシリーズ・第3戦、ドジャース6-5ブルージェイズ」(27日、ロサンゼルス)
ブルージェイズが延長十八回の死闘の末敗れた。ベンチの野手、ブルペンの救援投手を使い切った総力戦は、悪夢のサヨナラ負けだ。
フリーマンの一発で敗戦が決まった瞬間、ベンチでじっとグラウンドを見つめていたシュナイダー監督。死力を尽くした末に激痛の敗戦となったが、試合後は落胆の色を見せず「いろいろなことがあった。選手たちの戦いぶりは本当に素晴らしかった。両チームとも、全員が正しい意図を持ってプレーしていたと思う」とたたえた。
七回1死で痛恨の同点ソロを浴びた大谷にも言及し、「本当に素晴らしかった。彼は間違いなく世界最高の選手の一人だ」と脱帽。4連続敬遠にも触れ、「向こうの打線は非常に強力なので、大谷を歩かせてムーキー(ベッツ)やフレディ(フリーマン)と勝負するのも簡単ではない」と苦肉の策だったと明かした。
大谷には2本塁打を含む4打数4安打3打点と大暴れされ、九回から4連続四球。十七回はストレートの四球を与えた。手が付けられない状況に、今後についての戦略を問われると「状況によって判断が変わる。初戦ではフィッシュ(フィッシャー)がホームランを打たれたが、それ以外はうまく対応できていたと思う。今日は彼が素晴らしいスイングをしていた」と語った。





