ドジャース ベッツが好守備で支えた完投劇 フリーマンのミスを帳消しにしたビッグプレー PSで際立つ守備力「ヨシはとても大きな仕事をした」
「ワールドシリーズ・第2戦、ブルージェイズ1-5ドジャース」(25日、トロント)
ドジャースの山本由伸投手が、ブルージェイズの強力打線を相手に4安打1失点8奪三振の完投勝利。ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ・第2戦に続いて、ポストシーズンで2戦連続の偉業を達成した。右腕の好投を支えたのが、ムーキー・ベッツの流れるような好守備だった。
二回、フリーマンが投前付近への飛球に対し、全力で追いかけて“バンザイ”してしまった。まさかのミスで先頭打者の出塁を許したが、それを取り返したのがベッツ。2死一塁の状況からヒメネスが放った遊撃左への痛烈な打球をベッツが逆シングルでスライディングキャッチ。そのまま柔らかいスローイングで一塁へ送り、アウトにした。
抜けていれば上位へ巡っていく打順。マウンドの山本もアイコンタクトを送ってベッツをたたえた。他にも抜群のフィールディングで跳んできたゴロを華麗にさばいたベッツ。もともとは二塁、右翼が本職で「高校時代以来」の遊撃へ転向した昨年はスローイングなどが不安視されていた中、試合前練習ではハンドリングの練習を欠かさないなど、たゆまぬ努力でレベルアップを果たした。ゴールドグラブ賞のファイナリストにもノミネートされており、今年のポストシーズンでは華麗な守備が際立っている。
ベッツは試合後、現地メディアのインタビューで「ヨシはとても大きな仕事をした。素晴らしい」と右腕をたたえていた。





