大谷翔平 敵地ブーイングを「力に変えて」 ブルペン投球→フリー打撃柵越え14本 因縁のブルージェイズとWS

 ワールドシリーズを前に屋外フリー打撃を行う大谷翔平(撮影・小林信行)
 打撃練習するドジャース・大谷(共同)
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 第121回ワールドシリーズ(WS、7回戦制)は2連覇を目指すナ・リーグ覇者のドジャースと、32年ぶりの優勝を狙うア・リーグ王者ブルージェイズの対戦で24日(日本時間25日)に開幕する。両チームがWSで顔を合わせるのは初めて。開幕前日にはドジャースの大谷翔平投手(31)、山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(23)の3人が取材に応じ、決戦に臨む心境を語った。

 わくわくが止まらない。両軍選手の中で最も多い報道陣に取り囲まれた大谷の表情が喜びに満ちあふれていた。

 昨年はWS第2戦で二盗を試みた際に左肩を脱臼した。治療のためチームとは別便で敵地へ移動するアクシデントに見舞われたが、今年は準備万全。投打「二刀流」で臨む初めてのWSへ「楽しみにしている。去年は本当の意味で全てを味わったわけではない。そこも含めて今年は新たな経験」。何度も見せた笑顔が順調さの証しだ。

 ブルージェイズはフリーエージェントとなった23年オフに移籍先の最終候補に残した一つ。ユーモアあふれる“場外戦”も起きた。シュナイダー監督は交渉の席で大谷に渡した帽子を「返してほしい」と要望。伝え聞いた大谷は自宅のガレージで保管していることを明かし、笑顔で「大事に取っておく」と“拒否”した。当時は大谷が「(ブルージェイズの本拠地)トロントに飛んだ」という誤情報が駆け巡る騒動もあった。昨季は敵地で大ブーイングを浴び、今回も手荒い歓迎が予想されるが「それを力に変えて頑張りたい」と大谷。「野球への愛だと思っている。素晴らしい国民性。そこも含めて楽しみたい」と前向きに捉えた。

 本番前日は独自の二刀流メニューで調整。ブルペンに入って投球練習を行った後、フリー打撃を敢行。15日に続く、今季2度目の公開“ショウ・タイム”だ。最上5階席近くまで飛んだ推定150メートルの特大弾やバックスクリーン直撃弾など、33スイングで14本の柵越え。同じ組で打ったフリーマンやT・ヘルナンデスらをあぜんとさせた。

 「勝っていい形でLA(ロサンゼルス)に戻るのが最高のシナリオ」と鋭い目つきで話した。MLB史上25年ぶりのWS連覇に向けて、大谷がプレーボール直後の打席で快音を響かせる。

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