不振の大谷にゲキ ロバーツ監督「あのようなパフォーマンスではWSには勝てない」 リーグ優勝決定S相手は天敵ブルワーズ
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が11日、ドジャースタジアムの監督室でオンライン取材に応じ、フィリーズとの地区シリーズ4試合で打率・056(18打数1安打)と苦しんだ大谷翔平投手(31)にゲキを飛ばした。13日からのナ・リーグの優勝決定シリーズ(7回戦制)の相手はカブスを下したブルワーズに決定。今季レギュラーシーズンの対戦では6戦全敗だっただけに、勝利のためには大谷の復調が不可欠だ。ア・リーグの優勝決定シリーズはブルージェイズとマリナーズで、12日にトロントで開幕する。
厳しい言葉は期待の裏返しだ。ロバーツ監督は、地区シリーズで18打数1安打だった大谷について「あのようなパフォーマンスではワールドシリーズには勝てない」と、強い口調で言い放った。
指揮官は大半が左投手との対戦だったことを不振の要因に挙げ、ボール球の見極めの重要性を指摘。「重要なのはストライクゾーンを戻すこと、左投手との対戦で内角への速球と外角への変化球といった狙いを見極めること。そういった修正に期待している。打撃のアプローチを改善しなくてはいけない」と話した。
大谷は初めて経験した昨年のポストシーズンで、最初のシリーズ(パドレスとの地区シリーズ)では5試合で打率・200、1本塁打、4打点。ただ、メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズでは打率・364、2本塁打、6打点と復調した。指揮官は「『修正』という言葉こそ、彼が昨年やったことであり、次のシリーズに必要なことだと思う」と振り返った。
この日はドジャースタジアムで非公開練習が実施された。場内スクリーンにブルワーズ-カブスの映像を流しながら行ったもようで、ナ・リーグの優勝決定シリーズの相手はブルワーズに決定。ドジャースにとって、今季レギュラーシーズンで6戦全敗に終わった相手だ。ワールドシリーズ進出へ、大谷の復調に期待がかかる。指揮官は「私は彼に期待しているしチーム全員も彼に期待しています」と熱く語った。





