ドジャースに連敗のフィリーズが崖っぷち 勝敗分けたベッツの頭脳的プレー トムソン監督は落胆の色隠せず「見抜けなかった」
「ナ・リーグ・地区シリーズ、フィリーズ3-4ドジャース」(6日、フィラデルフィア)
フィリーズが地の利を生かせず、2連敗を喫した。優勝候補が早くも崖っぷちに立たされた。
首位打者のターナー、本塁打と打点の2冠のシュワバー、MVP2回のハーパーが上位に並ぶ強力打線が七回までわずか1安打。終盤はアウトの度に地元ファンがブーイングで不満を爆発させた。
意地を見せたのは九回だ。3点を追う展開から3長短打で2点を返し、1点差に詰め寄った。無死二塁。ここで勝敗を大きく左右するプレーが飛び出す。
ストットの三塁側へのバントの打球に三塁マンシーが前に出る。同時に遊撃ベッツが三塁ベースのカバーに走る。鈍足の二走カステヤノスがスタートを切り、三塁へ滑り込む。打球を処理したマンシーが難しい態勢から三塁送球。アウトの判定に本拠地は騒然となった。
試合後の記者会見。フィリーズのトムソン監督は「左投手対左打者の場面だったし、同点に追いつきたかった。ブルペンの状態が相手より良いと感じていたので、ホームで同点を狙うのが基本だ」と説明。ドジャースのバントシフトに封じられたことに「ムーキーはホイールプレー(バントシフト)を見事に隠した。うちの選手には、ホイールが見えたら、三遊間が空くからバントの構えを引いてスラッシュ(強振)に切り替えるよう教えている。でも、ムーキーが動きを遅らせたことがストットには見抜けなかった」と、ベッツの記録には残らないファインプレーを解説した。
フィリーズにとっては鈍足のカステヤノスに代走を出せなかったのも痛かった。「(次打者に)ベイダーを代打で使う予定だったし、その前にウィルソンを代走で使ってしまったら、(脚を負傷している)ベイダーの代走がいなくなるし、外野手が不足してしまう。選択肢が限られていた」と、ベンチ事情の裏側を明かした。





