カーショー、現役最終登板は六回途中無失点 粘投11勝目の権利持って降板 敵地総立ち称賛 大谷らとハイタッチ ロバーツ監督はプレーオフ1回戦ベンチ外明言

 「マリナーズ-ドジャース」(28日、シアトル)

 今季限りで現役引退を表明しているドジャースのクレイトン・カーショー投手が公式戦最後のマウンドに立ち、六回途中4安打無失点、与四球1、奪三振7。94球を投げ、11勝目の権利を持って降板した。途中交代していたフリーマンがベンチからマウンドに駆け寄って交代を告げた。内野陣と捕手とハグを交わした後にマウンドを降りた。ベンチの中では大谷らとハイタッチを交わした。

 通算455度目の登板。敵地ファンに集まったドジャースファンの歓声と拍手を受けてマウンドに上がったカーショーは初回、先頭のアロザレーナに142キロ直球でファウルを打たせ、カウント1-2から直球で遊ゴロ。続くメジャー最多60本塁打のローリーは外角ボールになる145キロ直球で一飛に仕留めるなど、14球で3人を片づけた。

 二回に金慧成(キム・ヘソン)の3号2ランの援護を受けた左腕は二回、2者連続三振の後、6番クロフォードに左前打を許したが、後続をピシャリ。リードを4点に広げた三回は2死一、三塁のピンチを背負ったが、50本塁打に王手をかけている3番スアレスを低め、ボールになるスライダーで空振り三振。四回も先頭を単打を出塁させたが、連打を許さず、スコアボードにゼロを並べた。

 五回も先頭に安打を許し、暴投で1死二塁のピンチを背負ったが、1番アロザレーナ、2番ローリーを連続空振り三振。六回、先頭スアレスから三振を奪った後に降板。敵地スタンドはスタンディングオベーションでレジェンド左腕を称賛した。

 ロバーツ監督は試合前の取材対応で同投手が30日(日本時間10月1日)から始まるポストシーズン、ワイルドカード・シリーズの登録メンバーに入らないと明言した。

 カーショーは06年ドラフト1巡目、全体7位でドジャース入団。数少ない生え抜き選手として08年のメジャーデビューから今季まで18シーズンにわたり、この日までに通算454登板、222勝96敗、防御率2・54、3045奪三振をマークしたほか、サイ・ヤング賞3回、MVP1回、最多勝3回、最優秀防御率5回、最多奪三振3回、球宴11回など、輝かしい実績を残した。

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