ロバーツ監督が明かした大谷翔平の決断「誰か打席が必要な選手がいるか気にしていた」チーム優先の姿勢 逆転キングへ「明日は出場する」
「マリナーズ-ドジャース」(27日、シアトル)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は試合前に取材に応じ、大谷翔平投手のスタメン落ちについて「彼は今夜の試合に出場しない」とし、「代打の準備?しない」と完全休養を明言。その上で「明日は出場する」と明かした。
「他の選手も休みをとってきたので、きょうは彼にもしっかり休んでもらいたいと思った。本人とも話をして休むことに納得してくれた」と大谷の蓄積疲労を考慮。一方で「エドマンを打席に立たせたかった」と説明した指揮官。ワイルドカードシリーズに向けて打席数を調整しながら選手の状態を上げていくことも要因の一つとなった。
それは大谷自身も気にしていたことだと明かした指揮官。「彼もチームメートの中で誰か打席が必要な選手がいるかどうかを気にしていた」とし、「彼は『私の決定に従う』と言った。その時に私は『それだと判断が楽にならないよ』と返した」と会話の内容も明かした。
フィリーズのシュワバーとは本塁打王争いで2本差。ロバーツ監督は「本塁打王争いはどうなっているの?」と報道陣に逆質問して煙にまき、「彼も気にしてないと思う。彼は明日出場してMVPを取る」と断言。最終戦で逆転キングを目指すことになりそうだ。
この日は試合前練習でイチロー氏と談笑し、キャッチボールなどで調整した。





