大谷翔平、最終戦で55号 自己&球団最多更新 敵地にMVPコール巻き起こる 3年連続本塁打王へトップと1差 現役最終登板カーショーを援護 サイクルまで三塁打の3安打
「マリナーズ-ドジャース」(28日、シアトル)
ドジャースの大谷翔平投手が公式戦最終戦に「1番・指名打者」で出場し、4点リードの七回の打席で55号を放った。昨季、自身が樹立した自己&球団最多記録を更新し、現役最後の公式戦マウンドに立ったクレイトン・カーショー投手の11勝目を後押しした。敵地に集結したドジャースファンからはMVPコールが起こった。
注目の本塁打王争いは、トップを走るシュワバー(フィリーズ)に1本差。大谷は過去に23試合で1試合2本塁打以上を記録しており、逆転で3年連続タイトル奪取に向けて猛チャージをかけている。
初回の打席は右翼線二塁打。カウント1-1から低めスプリットをバットの先で捉えて滑り込むことなく、二塁を陥れた。
チームは二回に金慧成(キム・ヘソン)の3号2ランで先制。大谷は2点リードの三回に右前打を放って18日のジャイアンツ戦以来、8戦ぶり43度目のマルチ安打を達成した。1死からフリーマンの24号2ランで生還した。
七回の本塁打と合わせて1試合3安打。13日のジャイアンツ戦以来、13戦ぶり12度目の猛打賞で、サイクル安打まで三塁打を残すのみとなった。
大谷は前日の試合で33試合ぶり、4度目の欠場。試合前のフィールドではキャッチボール、ブルペンでの投球練習を行い、30日(日本時間10月1日)から始めるポストシーズンの登板に備えた。





