ロバーツ監督「今夜も見せてくれた」山本由伸を絶賛 制球&判定に苦しむも六回途中無失点 終盤にはベンチで判定に激怒
「ドジャース2-1ジャイアンツ」(18日、ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、メジャー移籍後ワーストの6四球を与えながら六回途中無失点と試合を作った山本由伸投手について「勝負所で競り合える力がある。今夜もまさにそれを見せてくれた」と語った。
本人は「フォームが固まらなかった」と語ったが、序盤から厳しいコースがことごとく判定に嫌われた。自然と球数がかさみ、五回を投げ終えた時点で94球。それでも2登板連続のジャイアンツ打線に対し、配球パターンをガラリと変えて1安打に封じた。
指揮官は交代を告げる際、拍手を送りながらマウンドへ向かった。そしてベンチではハグをかわした。試合後は「必要な場面でしっかり投げきっていた。今年の由伸は細かく見ればいくつか課題もあるかもしれない。時に慎重になりすぎてカウントを悪くしてしまうこともある。でも勝負どころでしっかりと競り合える力がある。今夜もまさにそれを見せてくれた」と称賛を惜しまなかった。
その後、七回にコーペック、トライネンが四球を連発した際には、球審の判定に激怒したロバーツ監督。あわや押し出しの1球を逆にストライクと判定された際には、今度はジャイアンツのメルビン監督もベンチで両手を広げながら声を荒げていた。
九回にもベシアが投じた内角球がボールと判定されると、激怒していた指揮官。そんな苦しい内容でも1点差の試合を継投でモノにしたことは、今後の戦いにつながっていきそうだ。





