山本由伸の注目度を示した瞬間 メジャー2年目でチーム内外に与える存在感 フォームをマネして参考にする同僚も

 ドジャースの山本由伸投手が21日(日本時間22日)、試合前練習中にダイヤモンドバックスのグリチャックからサインをおねだりされ、快く応じた。今季のサイ・ヤング賞候補にも名前が挙がる右腕。メジャー2年目で周囲からの目も代わりつつある。

 グリチャックはメジャー通算204本塁打の強打者。前日に山本は7回1安打無失点の圧巻投球を見せ、チームの連敗を止めた。直接対決はなかったが、翌日にベテラン自ら関係者にお願いし、三塁ベンチ前まで出向いてサインをもらうのは異例。また山本も快くベンチ前まで出てきて応じ、通訳を介して談笑する姿からは謙虚で親切な人柄がにじんだ。

 そんな姿勢があるからか、山本は前日の降板後、ベンチでチームメートが自然と寄ってきた。女房役のスミスも「エースにふさわしい投球だった」と絶賛した。今回の本拠地9連戦中には先発ローテで回るゴンソリンが投球フォームをマネて何かを吸収しようとする姿もあった。

 スネル、グラスノーらが離脱する中、5勝3敗、リーグ2位の防御率1・86はエースと称されるにふさわしい数字。そしてチームの連敗ストップに貢献し、この日の連勝へ流れを生み出した右腕。ここからさらなる高みへ上がっていくのか、チームメートだけでなく他球団の選手も注目している証だった。

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