大谷翔平、投手兼任で50号達成 本拠地熱狂史上6人目の2年連続大台 飛距離131メートル特大弾にガッツポーズ 投手で5回ノーノー快投 シュワバー封じて3差追走

 「ドジャース-フィリーズ」(16日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・投手兼指名打者」で出場し、2点を追う八回の打席で50号ソロを放った。飛距離131メートル。確信歩きの特大弾。ホーム生還後にガッツポーズを見せた会心の一打で昨季の54本塁打に続いて、2年連続大台到達で史上6人目の偉業を達成した。

 投手として自己最速タイの163・7キロを計測するなど、5回、68球、ノーヒットノーランの快投を披露した大谷。打っては初回に二塁内野安打で連続出塁試合を21に伸ばすと、降板後の打席で劣勢のチームを鼓舞する豪快アーチを本拠地の夜空に架けた。

 過去に2年連続50号を達成したのは、B・ルース、M・マグワイア、S・ソーサ、K・グリフィーJr.、A・ロドリゲスの5人。新たな記録で大谷がメジャー史に名を残すスラッガーたちの仲間入りを果たした。昨季は打者専念で達成したが、今季は6月に投手復帰し、二刀流を継続しながらの快挙となった。

 この日は初回のマウンドで本塁打王争いトップを独走するシュワバーと初めて対戦。初回の打席でメジャー自己最速タイ163・7キロを計測するなど、見逃し三振に封じると、四回の打席では左飛。二刀流の真骨頂でその差を3本に縮めた。

 試合前にはロバーツ監督が今季の大谷のパフォーマンスを高く評価。移籍1年目で史上初の「50-50(54本塁打、59盗塁)」を達成した昨季と比較して「盗塁が少ない分(19盗塁)を差し引いても、投手としての役割を担いながらホームランは50本(試合前の時点で49本)近く打っている。総合的に見れば、今年の方が優れたシーズンだと思う」と自論を述べた。

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