大谷翔平 シュワバーに163キロ剛速球!メジャー自己最速タイ→変化球で見逃し三振 第2打席も左飛で大谷に軍配 序盤4回を無安打投球

 「ドジャース-フィリーズ」(16日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手が先発マウンドに上がり、初回にシュワバーに163キロを投じるなど見逃し三振に仕留めた。

 ロートベットとは初のバッテリーとなった大谷。先頭のベイリーを低めの100マイルフォーシームで二ゴロに仕留めた。そして打席に迎えたシュワバー。初球に自己最速タイとなる101・7マイル(約163キロ)を投じると、以降は変化球を主体にカウント2-2と追い込んだ。最後はスライダーで見逃し三振。ナ・リーグ本塁打王を争う注目の対決で、投手・大谷が真価を見せた。

 大谷は6月28日のロイヤルズ戦で101・7マイルを計測しており、シュワバーを打席に迎えて明らかにギアが上がった様子。2死後、ハーパーには四球を与えたが、マーシュを投ゴロに打ち取ってスコアボードにゼロを刻んだ。

 二回は第1打席で内野安打で出塁し、二塁へ滑り込んだ際にユニホームのズボンが2カ所破れるアクシデントがあったがそのままマウンドへ。肩で息をしながらも100マイル超を連発し、三者凡退に抑えた。第2打席で三振に倒れ、迎えた三回はストレートで押し込み下位打線から外野フライで2死を奪った。打順が一巡し、ベイダーは三ゴロに斬って序盤3イニングをノーヒットピッチングだ。

 四回、シュワバーとの第2Rはカウント2ボールから変化球で立て直し、最後は高めのボールで押し込み左飛。ハーパーは素早く追い込み、低めのカーブで空振り三振に仕留めた。マーシュも低めの変化球で二ゴロに打ち取り、四回も三者凡退イニングだ。

 大谷は前回登板となったオリオールズ戦では四回途中無失点。登板予定だったグラスノーが背中の張りを訴えたことで、急きょ、チームのためにマウンドへ上がった。そこから間隔をあけてのマウンドで躍動した。

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