ド軍捕手スミス緊急交代の舞台裏 ロバーツ監督「開始15分前に手が腫れ始めた」 完封リレー支えた代役捕手の働きを絶賛

 「ドジャース9-0ロッキーズ」(10日、ロサンゼルス)

 ドジャースは先発マスクをかぶる予定だったスミスが試合開始直前に古傷の右手の痛みを再発させて欠場。代役ロートベットが好リードで完封リレーを演出し、4連勝を飾った。大谷は2点リードの二回2死三塁の場面で右前適時打。2戦連続適時打で連続安打試合を5に伸ばした。

 試合後の会見。ロバーツ監督が緊急事態の舞台裏を明かした。

 「開始15分前だった。ウィル(スミス)が準備している最中に手が腫れ始めました」

 異変が生じた右手は3日のパイレーツ戦の守備でファウルボールを受けた箇所。5試合を欠場し、前日に戦列復帰を果たしたばかりだった。

 指揮官によると、開始前の打撃練習後に患部が腫れ始めたとのこと。「ウォームアップにも少し支障が出たので、今日は彼をベンチに置くことにした。必要であれば、代打で起用する可能性はあった」。試合のない10日にMRI検査を受ける予定を明かしながら「明日は試合がないから状態を見ながら治療に専念し、金曜日(12日のジャイアンツ戦)に出場できるか判断する予定だ。そこまで深刻には考えていない」と話す一方で「今夜は出場できると思っていたが、ちょっと悪化させてしまった。だから、同じことが繰り返されないようにしっかり確認する必要がある」とも話した。

 ロバーツ監督は緊急代役を務めたロートベットへの称賛も忘れなかった。「彼が本当に素晴らしい働きをしてくれた」。7月末のトレードでレイズから移籍。配属された3Aで約1カ月半を過ごし、今月4日にメジャー昇格。スミスに代わって5試合にスタメン出場し、山本の九回2死ノーヒッターなど、投手陣の快投を引き出した27歳について「これまででもそうだったが、今回もしっかり結果を出してくれた。投手陣との連携でも大きな貢献をしてくれた」と称えた。

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