大谷翔平がチーム打撃に徹した姿 勝ちたい思いを前面に出したベッツ 気迫で奪った3点リードがまさか 九回2死から吹っ飛ぶ
「オリオールズ4-3ドジャース」(6日、ボルティモア)
ドジャースの大谷翔平投手は「1番・DH」で先発出場し、チーム打撃に徹して先制点をたたき出すなど4打数1安打1打点。だがチームの勝利には結びつかなかった。
初回の第1打席でフルカウントから内角球に詰まりながらも右前に落とし、3試合ぶりの安打をマークした。そして1死二、三塁で迎えた三回の第2打席では、内野が前進守備を敷かない中、コンパクトなスイングで初球をショートへ転がした。この間にロハスが先制のホームを踏む。チーム打撃に徹した一打で山本由伸を援護する1点をたたき出した。
さらに五回1死二、三塁の好機では、空振り三振に倒れたものの、再びコンパクトなスイングで1点をもぎ取りにいく姿勢を見せた。前日には現地メディアのインタビューで「良い結果を出そうとして空回りしている」と語っていた大谷。最低限の役割を果たそうと必死だった。その姿を見ていたベッツが、遊撃強襲の適時内野安打を放ち、ベンチにガッツポーズしていた。
第4打席も左翼へきれいに流し打ったが、野手の正面。すると再びベッツが左翼線へ適時三塁打を放ち、三塁へ気迫のヘッドスライディング。誰もが勝ちたい思いを前面に出してリードを奪ったが…九回2死からノーノーの快投を続けていた山本がソロ本塁打を被弾して降板。トライネン、スコットが1死も奪えずサヨナラ負けするというまさかの結末が待ち受けていた。





