山本由伸の12勝目を消滅させた106億円左腕「本当に悔しい」 劇的勝利に沸くクラブハウスで異質の空気 八回に同点3ラン被弾「分かるなら教えてほしい」 山本の3勝分を消す
「ドジャース5-4ダイヤモンドバックス」(31日、ロサンゼルス)
ドジャースが同点の九回に代打スミスのサヨナラ弾で劇的勝利。連敗を2で止め、地区優勝マジックを「23」に減らした。
勝利に沸くクラブハウスでそこだけが異質の空気に包まれていた。7回1失点、10奪三振の快投を披露した山本の12勝目を消してしまった救援左腕のスコットだ。
3点リードの八回に登板し、2死一、二塁からまさかの3ラン被弾。一瞬にして山本の勝ち星を消滅させてしまった左腕に地元ファンは容赦なく、ブーイングを浴びせた。
昨オフに4年7200万ドル(約106億円)で合意大きな期待を集めたが、セーブ機会失敗が目立ち、抑えから配置転換。さらには7月末に左肘炎症で約1カ月の離脱を強いられ、この日が復帰3度目の登板だった。
被弾の場面を振り返り、「非常に悔しい。ホームランを打たれるのは誰だって嫌だし、あの場面では特に。本当に悔しい。次に向けて修正していきたい」とスコット。直球のコースの甘さについては「分からない。あの場面はスライダーを投げるべきだったかもしれないが、僕たちは速球を信じて投げた。結果的に真ん中に入ってしまった」と話した。
今季8度目のセーブ失敗。山本の勝利を消したのは5月20日のダイヤモンドバックス戦、7月13日のジャイアンツ戦に続いて3度目。制球の甘さと投球フォームの関連性を問われると「分からない。分かるなら教えてほしいくらい。でも、あれはひどい球だった」と、消え入りそうな声で言った。
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