大谷翔平 グラスノー負傷で男気代役先発!3回2/3を3安打無失点 試合の約5時間前に連絡も「いけるよ」と快諾
「オリオールズ2-1ドジャース」(5日、ボルティモア)
ドジャースの大谷翔平投手(31)はボルティモアでのオリオールズ戦に「1番・投手兼指名打者」で先発して3回2/3を投げ、3安打無失点で勝敗は付かなかった。先発予定のグラスノーが背中の張りを訴えたため、登板間隔の空いていた大谷が緊急登板した。打者では3打数無安打。チームは1-2でサヨナラ負けし、4連敗を喫した。
先発予定だったグラスノーが背中に張りを訴え、白羽の矢が立ったのは試合開始約5時間前。大谷は、宿舎で連絡を受け「いけるよ」と快諾した。体調不良で3日の登板を回避し、8日に変更していた先発を前倒し。急きょ上がったマウンドで力投した。
22球投じた直球の半数が100マイル(約161キロ)以上。三回まで散発2安打に抑えると、四回は無死三塁とされて160キロ超を連発した。5番打者から空振り三振を奪い、続くリベラにファウルにされた3球目が約163キロで、この日最速を計測した。5球目は144キロのスイーパーを約36センチも曲げて空振り三振に。「最後はちょっと力を入れて投げた」と涼しい顔だった。
ここで球数が70球に達してお役御免。点を与えずに後ろにつなぎ「中継ぎの負担を減らすのも大事な仕事」と語った。だが、チームはサヨナラ負けで4連敗。2位のパドレスも敗れたため2ゲーム差で地区1位は変わらないが「フラストレーションがたまる。結果を出したい気持ちが先行し過ぎて、空回りした状態が続いていると思う」と歯がゆい気持ちを口にした。
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