大谷翔平 緊急先発で100マイル超連発!四回のピンチでギアチェンジ 無死三塁から連続三振奪ったところでロバーツ監督が交代を決断 マウンドで雄たけびも
「オリオールズ-ドジャース」(5日、ボルティモア)
ドジャースの大谷翔平投手は「1番・投手」で先発マウンドに上がり、3回2/3を無失点で降板した。
初回、最速160キロを計測したストレートを軸に多彩な変化球をコントロール良くコーナーに投げ分けた。しっかりと三者凡退で立ち上がると、二回にも160キロを計測。マウントキャッスルをカットボールで三ゴロに仕留めると、カウサーをバックドアで空振り三振。2死から中前打を許したが、続くビーバーズに101マイル(162・5キロ)を計測。暴投で得点圏に走者を進めたが、最後はスイーパーで空振り三振に仕留めた。
三回も101マイルを計測し、低めのスプリットで先頭を空振り三振。2死から四球と内野安打で一、二塁のピンチを招いたが、投ゴロでピンチを切り抜けると珍しく雄たけびをあげた。チームが3連敗中とあって、絶対に先制点をやらないという気迫が伝わってくる投球。二回にはラッシングのサインに激しく首を振るシーンもあった。
しかし打線が三回2死一、二塁、四回2死満塁の好機をつぶした。そんな中、四回のマウンドでは先頭のマウントキャッスルに三塁線を破られる二塁打を浴びた。さらにバッテリーエラーで三塁へ進めてしまうと、カウセルに101マイルを3度計測するなどして空振り三振。さらに続くリベラにも100マイルを連発して押し切り、スイーパーで空振り三振に斬ったところでロバーツ監督がベンチを出て交代を告げた。
左打者が続くところでバンダが登板。四球で一、三塁としたが、後続を一ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。ベンチでは大谷が拍手しながら左腕を出迎え。厳しい状況ながらスコアボードにゼロを刻んだ。
3日に登板予定だったが、体調不良により先発を回避。その後、本拠地に戻ってからのロッキーズ戦で先発すると見られていたが、この日、先発予定だったグラスノーが背中の張りを訴えて回避した。
その窮地に立ち上がった大谷。前回登板で移籍後初勝利を挙げていたが、この日も先発投手としての役割を果たした。





