ドジャース、コンフォート正念場 年俸25億円も打率1割台 キケ、ヘソン戦列復帰で“左翼争い”激化へ

 米大リーグでベンチ枠(アクティブ・ロスター)が26人から28人に拡大された1日(日本時間2日)、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3投手が所属するドジャースは左肩痛で負傷者リストに入っていたユーティリティー選手の金慧成(キム・ヘソン)と、右膝炎症で離脱していた救援右腕のマイケル・コペック投手の復帰を発表した。 

 メジャー1年目のキムはオープン戦で結果を残せず、3Aで開幕を迎えたが、5月にメジャーデビューすると、走攻守で持ち味を発揮し、58試合で打率・304、2本塁打、15打点、12盗塁をマーク。内外野を守れるユーティリティー選手としてチームに大きく貢献していた。調整試合として出場して3Aでは左翼にも挑戦した。 

 キムの戦列復帰により、注目されるのがマイケル・コンフォート外野手の出場機会だ。昨オフに正左翼手として期待され、単年1700万ドル(約25億円)で合意した左打の32歳は開幕直後から打撃が振るわず、4月19日以降、打率1割台を“維持”。8試合ぶりに安打を記録した8月24日のパドレス戦以降、5試合で打率・385(13打数5安打)をマークし、同27日のレッズ戦では4年連続2桁本塁打となる10号を放つなど、復調の兆しを見せている。

 チームは相手先発が左腕の時には右打ちのコールや8月26日に左肘痛から復帰したK・ヘルナンデスを左翼手として起用。左投手がリリーフで登場すると、コンフォートに代打を送る戦略を継続している。同じ左打ちのキムに左翼の練習をさせているほか、二塁と中堅を守るエドマンの復帰が近づいていることから今後は左翼手の選択肢が増えることは確実だ。シーズン残り25試合。パドレスとし烈な地区優勝争いを繰り広げられるなか、ロバーツ監督のコンフォートの起用法に注目が集まる。

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