ロバーツ監督が苦言「自滅。本当に痛い敗戦」「ありえない集中力の欠如」大谷犠飛を幻にしたキケの走塁とベッツの指示位置「走者から見える位置にいるべきだった」

 「ドジャース1-6ダイヤモンドバックス」(30日、ロサンゼルス)

 ドジャースは攻守とも悪循環の陥り、2連敗を喫した。大谷翔平投手は「1番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球で、5戦ノーアーチ、4戦ぶりのノーヒットに終わった。2位パドレスがツインズに大勝したため、マジックは25のまま。パドレスとのゲーム差はわずか1となった。

 ロバーツ監督は試合後、攻守で相次いだミスに対して「ありえないような集中力の欠如があった」と苦言を呈した。

 先発のグラスノーが五回まで無安打投球の好投をみせた中で、迎えた五回。無死二、三塁の場面で大谷がレフトへ飛球。先制犠飛かと思われたが、三走のキケ・ヘルナンデスがタッチアップしたものの、滑り込まずに本塁で憤死。ビデオ判定でも判定は覆らなかった。次の打者のベッツが滑り込みするようにジェスチャーしていたが、死角に入っており、キケは気づかず。その後、ベッツが謝罪する場面があった。

 その後も守備などにミスが目立った。指揮官は「序盤に得点できるチャンスがいくつかあったし、もっと点が取れていた。しかし、得点できずに終わってしまって、流れを変えることができなかった。ありえないような集中力の欠如があったと思う。打席だったり、プレーだったり、いくつかの場面であってはならないミスや実行力の欠如があった」と厳しく指摘。「正直言って、いくつかの場面で自分たちで試合を手放してしまったと思う。自滅したようなところもあった。本当に痛い敗戦だ」と嘆いた。

 キケの走塁に関しては「彼は単純にムーキー(ベッツ)が見えていなかった。もちろんグリエルの送球は素晴らしかったし、いいプレーだった。でも、滑り込むように指示したムーキーが見えなかったから反応できなかった。結局のところ、あの場面ではうまくプレーが遂行できなかったということだ」と振り返り、ベッツがアクションを送る位置について「理想を言えば、走者から見える位置にいるべきだった」と注文をつけた。

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