大谷翔平の走塁判断と打撃アプローチにロバーツ監督が苦言 盗塁失敗で流れ手放し「良いプレーではなかった」 九回好機の三振には「低目に手を出してはいけない」

 試合後に会見するロジャース・ロバーツ監督(撮影・小林信行)
 6回、三盗に失敗する大谷(共同)
 6回、三盗に失敗する大谷(共同)
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 「ドジャース4-5ブルージェイズ」(10日、ロサンゼルス)

 ドジャース・ロバーツ監督が試合後、大谷の六回の盗塁失敗と、九回の好機での打撃アプローチに言及した。

 3-2と1点リードの六回の打席で、大谷は中前打を放ち、3試合連続、35度目のマルチ安打を記録した。

 その後、2死からスミスの打席の初球に17盗塁目となる二盗に成功。得点圏に進むと、スミスが四球を選んで一、二塁に。打席には初回に勝ち越しソロを放っている4番フリーマン。追加点の大きなチャンスを迎えた。

 ここで初球にダブルスチールを試みたが、相手捕手の三塁への好送球で大谷がアウトとなり、本拠地は大きなため息に包まれた。この盗塁失敗について試合後、「あれは彼(大谷)の判断だった。良いプレーではなかった」とロバーツ監督。試合の流れを変えてしまったプレーとなり苦言を呈した。

 大谷は1点を追う九回1死満塁の好機でフルカウントから低目のボールゾーンに外れるスイーパーに手を出し空振り三振に倒れた。この打席についてもロバーツ監督は言及。名前こそ出さなかったものの「あの場面では、相手は球速が速いタイプではないしセンター方向を意識して打たないといけない。あそこはなんとか一本出さなきゃいけなかった。そして低目のボールに手を出してしまうことは絶対にやってはいけなかった」と打撃アプローチにも苦言を呈した。

 この日は二回を終えて3-1と試合を優位に進めたが、なかなか追加点を奪えず終盤に競り負けた。「もどかしい。今日の試合は絶対に落とすべきじゃなかったと思う」と振り返ったロバーツ監督。「相手はリリーフ陣を総動員していたし、こっちは何度もチャンスを作って追い詰めていた。にもかかわらず勝てなかったのは非常にストレスがたまる」と厳しい表情を浮かべた。

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