佐々木朗希、マイナーで4回途中3失点初黒星 復帰後最速159キロ&最多75球 出力上げた直後に乱調 課題残す
「オクラホマシティー2-4メンフィス」(26日、オクラホマシティー)
右肩インピンジメント症候群のため、5月から負傷者リストに入っているドジャースの佐々木朗希投手が傘下3Aオクラホマシティーで3度目のリハビリ登板。四回途中5安打3失点、与四球2、奪三振4で敗戦投手になった。課題の球速は復帰後最速の159キロを計測し、 同最多の75球を投げることができたが、出力を上げた四回に連打を許すなどして予定イニングを投げ切ることができなかった。防御率7・00。
2登板連続で中5日の調整でマウンドに立った佐々木。初回、先頭への初球に156・7キロ速球を投げ込んだが、4球連続でストライクゾーンを外れて走者を背負う。2番には153キロ直球を右前へ運ばれ、無死一、三塁のピンチを背負う。3番を138キロスプリットで空振り三振に斬ったが、4番の右犠飛で先制点を許した。21球を投げてストライク11球。立ち上がりの制球が課題として浮かび上がった。
味方打線の援護で同点に追いついた二回は先頭にスプリットを中前ははじき返されたが、後続を空振り三振に仕留めるなどして無失点。三回は11球で三人を料理した。
14日の復帰登板の最速は154キロ。前回、20日の登板は157・4キロ。順調に球速を上げてきた右腕が四回からさらに腕を振る。先頭をフルカウントから低めいっぱいの156・6キロ直球で見逃し三振を奪うと、次打者の3球目には復帰後最速の159キロを計測し、カウント1-2からスプリットで空振り三振。圧巻の投球を披露したまでは良かったが、そこから157キロ直球を中前へ運ばれるなど、2本の単打で一、三塁にすると、7番打者には初球、高めに浮いたスプリットを中前へはじき返され、勝ち越し点を許す。続く8番に四球を与えて満塁となったところで降板を告げられた。
復調の兆しを見せ始めた矢先の乱調。2番手投手が三塁走者を返したため、佐々木に3失点目が記録され、悔しさが残るマウンドとなった。





