「オクラホマシティー－メンフィス」（２６日、オクラホマシティー）

　右肩インピンジメント症候群のため、５月から負傷者リストに入っているドジャースの佐々木朗希投手が傘下３Ａオクラホマシティーでリハビリ登板。四回途中５安打３失点、与四球２、奪三振４で降板した。復帰後最多の７５球を投げ、同最速１５９キロを計測したが、予定された４回を投げ切れなかった。７５球のうちストライク４７球、ボール２８球。

　中５日の調整で３度目のマウンドに立った佐々木だったが、初回に先頭をストレートの四球で歩かせると、２番にもボールが先行し、カウント２－１から１５３キロ直球を右前へ運ばれ、いきなり無死一、三塁のピンチを背負う。３番をカウント２－２から１３８キロスプリットで空振り三振を奪ったが、４番には１５１キロ直球を右犠飛で先制点を許した。

　初回は２１球を投げてストライク１１球。最速は初球の１５６・７キロだった。

　味方打線の援護で同点に追いついた二回は先頭をカウント１－２と追い込みながら落ち切らなかったスプリットを中前ははじき返される。しかし、後続をスプリットで空振り三振に仕留めるなど、きっちり抑えて無失点で切り抜けた。三回は先頭をスプリットで中飛に打ち取るなど、１１球で三人を料理した。

　依然として１-１の四回に出力を上げる。先頭をフルカウントから低めいっぱいの１５６・６キロ直球で見逃し三振を奪うと、次打者の３球目には復帰後最速の１５９キロを計測し、カウント１－２からスプリットで空振り三振。しかし、２死から１５７キロ直球を中前へ運ばれるなど、一、三塁にすると、７番打者には初球、高めに浮いたスプリットを中前適時打にされ、勝ち越し点を献上した。８番に四球を与え、２死満塁となったところで降板を告げられた。２番手投手が三塁走者を返したため、佐々木に３失点目が記録された。

　佐々木は前回、２０日のタコマ戦は四回途中、６０球を投げて３安打２失点（自責１）、与四球３、奪三振２。ストライク３９球、ボール２１球、最速は１５７・４キロで、１４日の復帰登板の最速１５４キロを上回り、１６０キロ復帰に自信を見せた。