ロバーツ監督が佐々木朗希に課したメジャー復帰の条件「5回、75球」「真の自信」 15日からマイナーでリハビリ開始

 試合前の会見で報道陣の質問に答えるロバーツ監督(撮影・小林信行)
 守備練習する佐々木(共同)
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 「ドジャース-ブルージェイズ」(9日、ロサンゼルス)

 右肩インピンジメント症候群のため5月から負傷者リスト入りしているドジャースの佐々木朗希投手の実戦復帰のマウンドが14日(日本時間15日)に行われるマイナー3Aの試合に決まった。

 ロバーツ監督によると、72日ぶりとなる実戦のマウンドは3イニングを予定。メジャー復帰の“条件”を以下のように答えた。

 「先発投手としてしっかり投げられる体を作らないといけない。ロウキには本当の意味での自信をつけてもらいたい。22人、24人の打者を抑えてボールを思い通りに操れるようになってほしい。正直、具体的にどうなるかはまだ分からないが、まずは試合で投げて、競い合うところに戻すことが大事だと思ってる」

 さらに具体的な数字として挙げたのが「5回、75球」だ。「最低ラインとしては5イニングまで投げられるようになることだと思う。先発投手として5イニング、75球は妥当な目安。ロウキはメジャーの選手としてはまだ若いし、そこから徐々に積み上げていければいい。まだその段階に達するまで時間はあるし、もしロースターに何か変化があれば、それに応じて対応しないといけないかもしれない」と話した。

 佐々木は昨オフにロッテからポスティングシステムを使って米球界移籍を決断。大争奪戦をへてドジャースとマイナー契約で合意し、3月19日の東京開幕第2戦でメジャーデビューを果たした。しかし、8度目の登板となった5月9日のダイヤモンドバックス戦で五回途中5失点、61球で降板した後に右肩に痛みを訴えて戦線離脱した。

 前日8日の試合前には本拠地でライブBP(実戦形式投球練習)に登板し、3イニング相当、新戦力のコールら打者のべ9人に対し、46球を投げて安打性の当たり1本、2奪三振、1四球だった。直球とスプリットに新球のツーシームとカットボールを加えた4球種を織り交ぜ、最速は97マイル(約156キロ)だった。

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