ロイヤルズは２９日（日本時間３０日）、４５歳左腕リッチ・ヒル投手をメジャー４０人枠から外したと発表。事実上の戦力外扱いとなった。

　同投手は２２日のカブス戦で今季初先発し、史上最多タイとなる１４球団目の登板を記録。５回３失点と試合をつくったが、勝敗はつかなかった。中５日の調整で臨んだ２８日のブレーブス戦は４回４失点で降板し、防御率を５・００に悪化させた。

　ヒルは０５年にカブスでメジャーデビュー。落差の大きなカーブを武器に３年目の０７年には自身初の２桁となる１１勝をマーク。０９年にオリオールズへの移籍を機にＦＡやトレード、戦力外で毎年のようにチームを渡り歩いた。今年５月１４日にロイヤルズとマイナー契約で合意した後、７月にメジャー昇格を果たし、エドウィン・ジャクソンの持つメジャー最多記録に並んだ。

　個人タイトルこそないが、ドジャース時代の１７年と１８年にワールドシリーズで登板。メジャー２１年で通算３８８登板（２５０先発）、９０勝７６敗、防御率４・０２の成績を残した。