大谷翔平 2戦連発34号!今季初「2番」出場 日本時間22日、後半戦初先発マウンド

 3回、34号2ランを放つ大谷。投手キンタナ(提供・共同通信社)
 3回、34号2ランを放つドジャース・大谷(共同)
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 「ドジャース5-6ブルワーズ」(20日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(31)はロサンゼルスでのブルワーズ戦に「2番・指名打者」で出場し、三回に2試合連続本塁打となる34号2ランを放った。「2番」での出場は今季初で、3打数1安打2打点だった。前日にはリーグトップの33本で並んでいたダイヤモンドバックス・スアレスがこの日に2本塁打をマークし、1本差の2位となった。チームは3連敗となった中、21日のツインズ戦で後半戦初の先発マウンドに上がる。

 やるべきことは変わらない。今季初、昨年6月16日のロイヤルズ戦以来、399日ぶりに起用された2番で最高の結果を出した。調子の良さを証明する逆方向への本塁打を2試合連続で放ってみせた。

 1点リードの三回2死一塁。15打席ぶりの安打で出塁したベッツを一塁に置いた場面で、大谷のバットが快音を響かせる。ツーボールからの3球目。メジャー14年目、通算109勝の左腕・キンタナが投じた147キロの外寄りシンカーを捉えると、時速175キロ、発射角度22度の低空弾が左翼フェンスを越えて、自軍ブルペンに飛び込んだ。

 34号弾に地元ファンの興奮が渦巻くフィールドを一周しながら、お決まりのデコルテポーズを披露した大谷。本塁で帰還を待ったベッツとハイタッチを交わし、会心の笑みを浮かべた。

 前日に続くセンターから左方向への本塁打。ロバーツ監督は開口一番、「いい感じだね」と言い放つと、「スイングがかなりいい状態にあると思う。左投手に対し、無理に引っ張ろうとしないで逆方向へ打つ。翔平は僕たちが求めていることをすべてやってくれている」と賛辞を贈った。

 2番で打率・241と低迷していたベッツのスランプ脱出を期した今季初の打順入れ替え。指揮官は「翔平は全く気にしていなかった。彼はこちらの要望を何でも受け入れて、チームのために動いてくれる選手だ」と説明した。チームにとって、いつでも頼れる選手だ。

 本塁打争いでは、33本で並んでいたダイヤモンドバックス・スアレスが2本塁打で35号まで伸ばしたため、一歩先行された。それでも、7月は月間打率・200と安定感を欠く中で、2試合連発で復調を印象づけたことが大きい。チームは逆転負けで対ブ軍6戦全敗。後半戦3連敗で迎えるきょう21日のツインズ戦で、先発のマウンドに立つ。快投と快打。二刀流の本領を発揮してチームの救世主になる。

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