ロバーツ監督、大谷のリアル二刀流時の打順変更の可能性示唆 直近5戦打率・105「疲労の兆候は見えない」
「ドジャース-ナショナルズ」(22日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・投手兼指名打者」で出場。23年9月の右肘手術後初、663日ぶりに投手復帰した16日の登板から中5日の調整をへて2度目のリアル二刀流を実現させる。
試合前の会見でロバーツ監督は、初回の投球後、すぐに打席に入らなければいけない1番の打順について「前回の登板のときに彼に聞いたが、本人はリードオフ(1番)で全く問題ない、変えたくないと言ったので現状維持」と説明した上で「でも、今回の状態を見て、2番とか3番、あるいは4番に入れる方が理にかなっているとも言えるかもしれない」と、将来的な打順変更の可能性を口にした。
前回登板後から前日までの5試合は打率・105(19打数2安打)、0本塁打。前カードのパドレス4連戦では右脚と右肩甲骨下部に死球を受けた。米報道陣から疲労を心配する声が上がったが、「疲労の兆候は見えない。どの打者にも言えることだが、ボール球を追いかけ始めると、安定した成績を出すのは難しくなる。それが疲労によるものだとは思わない。、スイングスピードなどのデータは依然として基準を満たしている」と話した。
中5日の先発起用については「ベン(カスパリアス、第2先発)と合わせて定期的なスケジュールで投げさせるいうのが主な理由だと思う。ダスティン(メイ)は18カ月間のリハビリ(右肘手術)から戻ってきたところだし、明日はオフ(試合がなし)なので1日多く登板間隔を空けられる。すべての要素を踏まえると、これが一番理にかなっているという結論に至った」と説明した。
▽ドジャースのラインアップ
1番・DH 大谷 打率・288 25本塁打 44打点 11盗塁 OPS・996
2番・遊撃 ベッツ 打率・255 9本塁打 37打点 OPS・732
3番・一塁 フリーマン 打率・322 9本塁打 41打点 OPS・919
4番・三塁 マンシー 打率・238 9本塁打 38打点 OPS・785
5番・右翼 パヘス 打率・292 16本塁打 52打点 OPS・847
6番・二塁 エドマン 打率・252 10本塁打 38打点 OPS・749
7番・中堅 キム 打率・378 2本塁打 12打点 OPS・959
8番・左翼 コンフォート 打率・163 4本塁打 13打点 OPS・566
9番・捕手 ラッシング 打率・209 1本塁打 9打点 OPS・579
投手 大谷 16日1回28球1失点
▽ナショナルズのラインアップ
1番・遊撃 エイブラム 打率・278 11本塁打 26打点 15盗塁 OPS・835
2番・左翼 ウッド 打率・278 21本塁打 57打点 OPS・935
3番・二塁 ガルシア 打率・269 7本塁打 34打点 OPS・741
4番・一塁 ロー 打率・228 12本塁打 47打点 OPS・688
5番・DH ベル 打率・187 9本塁打 25打点 OPS・607
6番・三塁 ハウス 打率・217 0本塁打 1打点 OPS・497
7番・右翼 ライル 打率・163 1本塁打 3打点 OPS・569
8番・捕手 ルイーズ 打率・253 2本塁打 24打点 OPS・613
9番・中堅 ヤング 打率・243 0本塁打 6打点 OPS・607
投手 ソロカ 3勝5敗 防御率5・06





