大谷翔平 相手1番打者が見せた驚きの反応 打席を外して思わず「ふぅー」スプラッシュ弾翌日に圧巻の快投 見せた二刀流のリアル
「ジャイアンツ1-2ドジャース」(12日、サンフランシスコ)
ドジャースの大谷翔平投手が先発し、復帰後最長となる3回を投げて1安打無失点の快投を見せた。この日は最速161キロのフォーシームを主体に投球を組み立てたが、相手の1番打者が初回に驚きの反応を示した。
前日の試合で打者として特大のスプラッシュ弾を放っていた大谷。翌日にはマウンドに立つという簡単には信じられない状況の中、1番・ヤストレムスキーはカウント1ボールからの97マイルをファウルに。3球目の低め98マイルを見逃して追い込まれた。
直後、球審にタイムを要求して打席を外したヤストレムスキー。「ふぅー」とタメ息をつき、表情は硬直していた。その間、マウンドの大谷はワインドアップのモーションを崩さず。仕切り直した4球目、高めの99マイルにバットは空を切った。
次打者もフォーシームで追い込み、最後は高めの100マイルで空振り三振。3番・デバースは変化球2球で追い込み、カウント1-2からマウンドで靴紐を結び直すとスタンドからブーイングが浴びせられる珍事も。最後は縦のスライダーで空振り三振。3者連続三振で立ち上がった。
相手に付け入る隙を与えず、常にカウント有利に勝負を進めて3回無失点。大谷は試合後、現地中継局のインタビューで「先制点を与えないように」と語り、連敗ストップで投球から流れを生み出した。
二刀流のリアルを目の当たりにしたヤストレムスキーの反応。第2打席ではチーム唯一の安打となる右前打を放った。その後、セットポジションに変わっても球威が落ちることなく、制球に乱れもなかった。エンゼルス時代よりも明らかにパワーアップした印象を与える投手・大谷。後半戦もさらに進化した姿を見せてくれそうだ。





