菅野3失点7勝目 両親、原前監督らの目前で 「両親の前で勝ちたかったし、いい姿を見せたかった」

 「オリオールズ7-3メッツ」(10日、ボルティモア)

 オリオールズの菅野智之投手(35)はボルティモアでのメッツとのダブルヘッダー第2試合に先発し、両親と前巨人監督で伯父の原辰徳さんが見守る中、6回3失点で7勝目(5敗)を手にした。「両親の前で勝ちたかったし、いい姿を見せたかった」と喜んだ。

 初回はいきなり2連打を浴びると、内野ゴロと犠飛で2点の先制を許し、四回にも1失点。しかし、五回2死一、二塁から4番アロンソを内角球で二ゴロに仕留めて切り抜けると、六回は三者凡退に抑え、原さんらに向けて帽子を掲げた。

 「とにかく低めにボールを集めようというのを意識して投げた」という。投球フォームの課題としていた横の体重移動の時間を長くできて球速アップにつながり、最速は約153キロを記録した。6回以上を投げ自責点3以内に抑えたのは6月3日のマリナーズ戦以来。「この1カ月はしんどかった。底は脱した感じ」と表情は明るかった。

 横浜(現DeNA)元監督の権藤博さんも現地で観戦。「自分のためだけではなく、そういう(応援してくれる)人のために頑張ろうと思う」と好投で前半戦を締めくくった。

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