オリオールズ連勝 菅野智之が6回3失点で7勝目 伯父の原辰徳氏が見守る前で6月以来のQS達成 初回2失点も立ち直る 打線も援護

 「オリオールズ7-3メッツ」(11日、ボルティモア)

 ダブルヘッダー第2戦でオリオールズが逆転勝ち。第1戦から2連勝とした。先発した菅野智之投手は6回4安打3失点で7勝目(5敗)を挙げた。

 菅野は99球を投げて与四球3、奪三振2。ストライクは60球で、最速は153キロだった。伯父で元巨人監督の原辰徳氏が観戦する中、粘りの投球を披露し、4点リードの状況でマウンドを降りた。

 先発予定だった前日の試合が悪天候のため中止。スライド登板となったこの日は出鼻をくじかれた。新加入の捕手ジャクソンとの初コンビ。初回にいきなり連打を許し、無死二、三塁のピンチを招くと、3番ソトの遊ゴロで先制点を許し、4番アロンソの右犠飛で2失点目を喫した。

 その後は立ち直り二、三回は三者凡退。1点リードの四回に同点適時打を打たれたが、五、六回を無失点。六回は8球で3人を料理し、地元ファンから大きな拍手と歓声を送られ、マウンドを降りた。

 打線は二回にジャクソンの適時二塁打で1点を返し、ウェストバーグが逆転2ラン。3-3の五回には2死から適時打と適時失策で2点を勝ち越した。

 元巨人監督で伯父の原辰徳氏が観戦する様子が地元局の中継で映されるなか、6月3日のマリナーズ戦以来となるクオリティスタート(QS、6回以上、3自責以下)を達成。直近5登板は防御率8・87と精彩を欠いたが、6月27日・レイズ戦以来となる勝ち星を手にした。

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