菅野智之、粘投6回99球3失点 7勝目の権利持って降板 最速153キロ 元巨人監督の伯父・原辰徳氏観戦
「オリオールズ-メッツ」(10日、ボルティモア)
オリオールズの菅野智之投手が6回4安打3失点で7勝目の権利を持って降板した。99球を投げて与四球3、奪三振2。ストライクは60球で、最速は153キロだった。伯父で元巨人監督の原辰徳氏が観戦するなか、粘りの投球を披露し、4点リードの場面でマウンドを降りた。
先発予定だった前日の試合が悪天候のため中止。スライド登板となったこの日は出鼻をくじかれた。新加入の捕手ジャクソンとの初コンビ。初回にいきなり連打を許し、無死二、三塁のピンチを招くと、3番ソトの遊ゴロで先制点を許し、4番アロンソの右犠飛で2失点目を喫した。
二回を三者凡退で締めた35歳右腕を打線が援護する。その裏の攻撃でウェストバーグが逆転2ラン。菅野は1点リードの四回に同点適時打を打たれたが、五回を8球で3人を料理すると、直後に味方打線が2死から適時打と適時失策で2点の勝ち越しに成功した。
5回を終えて91球。六回も続投した菅野は8球で3人を料理すると、地元ファンから大きな拍手と歓声を送られ、マウンドを降りた。
元巨人監督で伯父の原辰徳氏が観戦する様子が地元局で映されるなか、6月3日のマリナーズ戦以来となるクオリティスタート(6回以上、3自責以下)を達成。直近5登板は防御率8・87と精彩を欠いたが、6月27日のレイズ戦以来となる勝ち星の権利を手にした。





