掛布雅之氏 最も意識したまさか選手の名前「原さんでも江川さんでもなく」 「阪神伝統ない」発言に最初「カチン!ときた」と顛末明かす
阪神OBの掛布雅之氏が5日放送のMBS「おしゃべり小料理ゆみこ」に出演。阪神ファンの有働由美子アナに迎えられ、阪神主砲として「最も意識した大投手」を明かした。
巨人4番だった原辰徳氏は、同じ4番としては意識したが、最も意識した選手となると「原さんでもなく、江川さんでもなく、僕一番意識したのは小林繁さんなんです」と明かした。
有働アナは「ええーっ!?何でですか?」と驚き。小林繁氏は1979年2月、ドラフトを巡る騒動渦中の江川氏との交換トレードの形で阪神移籍。掛布氏によると、阪神キャンプに来た小林氏が挨拶で「巨人には歴史と伝統があるけど、阪神には伝統がない」と発言したという。
掛布氏は「僕、カチン!ときたんですけど」と明かす一方で、因縁で燃えたぎっていた小林氏の言葉に「新しいタイガースの伝統を作らなきゃいけないんだよというメッセージなんだなって感じられた」と語った。
その79年、「小林さんが22勝の最多勝で。そういう小林さんを見た時に、小林さんに失礼なんですけど、阪神がこの人に乗っ取られちゃうんじゃないかと。生え抜きの意地を出さなきゃだめだと」と振り返った。
「だから一番意識したのが小林繁さんなんです。だから僕(79年に)24歳でホームラン王を取れたのは、小林繁さんが打たしてくれたと思ってるんです」と語った。
