山本由伸 メジャー最短1回投げ切れず5失点KO ロバーツ監督「長期的な視点で彼の体の状態を考慮した」
「ブルワーズ9-1ドジャース」(7日、ミルウォーキー)
ドジャースの山本由伸投手(26)はミルウォーキーでのブルワーズ戦に先発し、2/3回5失点(自責点3)で7敗目(8勝)を喫した。メジャー移籍後最短の降板となった。大谷翔平投手(31)は「1番・指名打者」で4打数2安打。チームは1-9で敗れ、4連敗。パドレスのダルビッシュ有投手(38)はダイヤモンドバックス戦で先発し、3回2/3を投げ3安打2失点。右肘の炎症から復帰した今季初登板は敗戦投手となった。
前日(6日)オールスター戦に初選出されて迎えた晴れがましいマウンドで、ドジャースの山本は2死しか取れなかった。米移籍後最短でのKOに「いつも通り勝ちたかったが、あんな投球をして本当に悔しい」と唇をかんだ。
初回2死二、三塁で5番ボーンを迎え、低めに集めて追い込んだが、5球目のスライダーだけが浮いた。左中間へ先制3ランを浴びた。その後は遊撃手ベッツの悪送球などがあってさらに失点し「僕もリズムの悪い投球をしていた。守りづらかったと思う」と責任を背負った。
41球目、9番打者に適時打を浴びたところで交代を告げられた。ロバーツ監督は「1イニングで40球は多い。長期的な視点で彼の体の状態を考慮した」と説明。目先のブルペンの負担より、山本のダメージを最小限に抑えるという指揮官の判断だった。
次回登板は前半戦最終戦となる13日のジャイアンツ戦で、その2日後にアトランタで開催される球宴は登板しない見込み。それでも初めての夢舞台について山本は「いい経験にしたい」と楽しみにしている様子だった。





