「ドジャース１－１８アストロズ」（４日、ロサンゼルス）

　ドジャースが今季ワーストの１８失点で大敗。１７点差での敗戦はドジャースタジアム史上最悪の結果となり、連勝は４で止まった。

　悪夢のような展開だった。先発のカスパリウスが初回先頭のパレデスに初球を左翼席へ運ばれた。さらに１点を失うと、三回には２被弾で４失点を喫して３回６失点でＫＯ。さらにドレイヤーもテオスカーのまずい守備で１点を失うと、ドジャースタジアムが静まりかえったのは六回だった。

　３番手のデービスがつかまり、無死満塁からスミスの適時打、ウォーカーの押し出し死球で２点を失ったところでロバーツ監督がマウンドへ。ゲキを飛ばした直後に満塁弾を浴び、さらにアルトゥーベにも３ランを被弾。１９９９年６月２３日・カージナルス戦以来となる１イニング１０失点を喫し、勝敗は決した。

　だがロバーツ監督は１６点ビハインドでもバンダを投入。ベッツ、フリーマン、テオスカーがベンチに下がった中で、チーム２位となる４０試合目の登板となった左腕にイニングをまたがせ、疑問の残る采配となった。

　大谷翔平投手は「１番・ＤＨ」で先発出場し、初回の第１打席で四球を選んで出塁したが、第２打席では痛烈なライナーが投手のかかとに当たって弾み、遊撃手にダイレクトでキャッチされる不運もあり２試合連続のノーヒットに終わった。九回の第５打席は登板したロハスが打席に入り、ＤＨ解除で途中交代となった。

　３１歳の誕生日となる５日は４度目の先発マウンドに上がり、投打同時出場予定。勢いに乗ったアストロズ打線を止められるか、注目が集まる。