大谷翔平 得点王に俺はなる!「ONE PIECE」デーで2得点 断トツトップの86得点 ナ・リーグ記録158点ペース
「ドジャース6-2ホワイトソックス」(3日、ロサンゼルス)
得点王に、俺はなる-。ドジャースの大谷翔平投手(30)はロサンゼルスでのホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で出場し、2打数無安打だったが2四球を選んで2得点を記録した。両リーグで断トツの86得点となり、年間158得点ペースとなった。人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」とコラボレーションしたイベントが開催された本拠地で背番号17が躍動。チームは4連勝を飾った。
地元ファンの歓声を受けて、ぐんぐん加速した。エベル三塁コーチのゴーサインを見てベースを蹴った。初回。フルカウントから四球で出塁した大谷が、3番フリーマンが放った右翼線二塁打で一塁から一気に先制の生還。前夜のサヨナラホームインを再現するかのような激走で連勝中のチームを勢いづけた。
再び先頭で打席に立った三回もフルカウントから外角高めのカーブをしっかり見極めて出塁。敵失で二塁に進むと、ここでもフリーマンの左翼線二塁打で本塁へ滑り込み、一挙、4点を奪うビッグイニングを演出した。
この日は人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」とのコラボイベントが開催された。入場者に配布される特製カードと主人公ルフィがかぶる麦わら帽子を求めて、チケット完売の5万3530人が押し寄せた。大谷は快音こそ響かなかったが、選球眼と足で1番打者の役割をしっかり果たし、4連勝と今季最多貯金24に貢献した。
出場86試合86得点で年間158得点ペースとなった。ア・リーグ1位のジャッジ(ヤンキース)に8差をつけて全体トップを独走。2リーグ制が確立された1901年以降、シーズン最多得点は21年のベーブ・ルース(ヤンキース)で177。158まで伸ばせば、チャック・クライン(フィリーズ)が1930年に樹立したナ・リーグ記録に並ぶ。
漫画好きで知られる大谷は試合終了後に自身のインスタグラムを更新。チームとルフィの特製コラボフィギュアの画像を投稿し、フォロワーを喜ばせた。世界中で愛されている作品同様、“得点王”大谷が見る者を楽しませ続ける。





