大谷翔平 先頭弾!前半戦29発 ベーブらに続く史上4人目驚異のペース ロバーツ監督「もう褒める言葉が足りない」

 1回、29号ソロを放ち、打球の行方を追う大谷(共同)
 ロイヤルズに競り勝ち、笑顔を見せるドジャース・大谷(共同)
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 「ロイヤルズ4-5ドジャース」(27日、カンザスシティー)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)は「1番・指名打者」で出場し、初回に2試合連続本塁打で、今季8本目の先頭打者弾となる29号ソロを放った。これで5年連続30発に王手をかけた。直近5試合で4発となり、83試合で29本。昨季の54本を上回る年間56本ペースとなった。五回は同点の適時三塁打。チームは連勝を5に伸ばし、今季最多の貯金21とした。

 試合開始直後の初回。その4球目だった。大谷がいきなりスタンドの視線を独占した。

 メジャー1年目の左腕、キャメロンのチェンジアップを初見で捉えた。真ん中付近に入った失投を、豪快にすくい上げると“確信歩き”。打球は右中間フェンスの先に設置された球場名物の「滝」へと消えた。

 2試合連発となる飛距離約131メートルの29号ソロ。今季8本目の先頭打者弾に観衆が騒然とする中、悠然とダイヤモンドを一周した。五回無死一塁は右中間を破る同点適時三塁打。キャメロンをマウンドから引きずり下ろした。

 本塁打は昨季の54本を上回る年間56本ペース。ナ・リーグのトップを独走し、三塁打も7本で2位につける。長打は48本で単打の46本を上回り、強烈な破壊力が際立つ。

 前半戦での29本塁打以上&7三塁打はベーブ・ルースらに続く史上4人目で、実に93年ぶり。ロバーツ監督は「もう褒めるために形容する言葉が足りない。本当にすごいとしか言いようが…。チームに大きな影響を与えて、ファンやメディアの期待も背負い、当然のようにこなしてしまう。こんな選手は今まで見たことがない」とうなった。

 大谷の活躍もあってチームは5連勝。ナ西地区で2位・ジャイアンツに6・5差をつけて首位を走る。決勝打のベッツはヒーローインタビューでこう語った。「翔平の背中に乗って約束の地(優勝)に導いてもらう」。28日(日本時間29日)は今季3度目の先発登板。チームをけん引し、21世紀初の連覇に突き進む。

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