大谷翔平 日米通算300号 2戦連発で決めた!松井秀、福留に次ぐ日本選手3人目

 ロッキーズ戦の6回、27号2ランを放つドジャースの大谷翔平。日米通算300号に到達した(提供・共同通信社)
 6回、日米通算300号となる、27号2ランを放つドジャース・大谷(共同)
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 「ロッキーズ7-9ドジャース」(24日、デンバー)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が敵地デンバーで行われたロッキーズ戦の六回に2試合連続本塁打となる左越え27号2ランを放ち、日本ハム時代の48本と合わせて日米通算300本塁打に到達した。日米で本塁打を記録した日本選手では松井秀喜、福留孝介に次いで3人目となった。試合は9-7で乱打戦を制した。カブスの鈴木誠也外野手(30)はカージナルス戦で、メジャー自己最多に並ぶ21号3ランを放った。

 両腕を畳みながら力で押し込んだ。3点リードで迎えた六回無死一塁。左腕ロリソンが投じた内角高めの直球を渾身(こんしん)のスイングで逆方向にはじき返すと、打球は弾丸ライナーで左翼席最前列に飛び込んだ。豪快な今季27号2ランにスタンドがどよめく。節目の日米通算300本塁打。悠々とダイヤモンドを一周する大谷に、敵地は大歓声に包まれた。

 相性が良く、思い出の地でもあるクアーズ・フィールドで決めた。

 気圧が低く、打球が飛びやすい、打者有利とされる標高1600メートルの高地デンバーでは、昨季まで14試合に出場して打率・407と好相性。これが通算5本目の一発となった。また、エンゼルス時代の21年に初めて選出されたオールスター戦の会場であり、23年6月に日米通算200号を放った思い出の場所でもあった。

 投打二刀流で輝き、「単純にうれしい」と喜んだ22日のナショナルズ戦から2試合連続のアーチは、リードを5点に広げる価値ある一発。単独トップを走るナ・リーグ本塁打王争いでも2位のスアレス(ダイヤモンドバックス)に2本差をつけた。日米通算300本目の本塁打だったと知らされたロバーツ監督は、「本当?それは素晴らしい。大きなホームランだったよ」と目を細めた。

 敵地にもかかわらず、打席に立つたびに球場内は沸いた。時には「MVP」コールも起こった。投手復帰を果たした大谷に寄せられる注目と期待は、日増しに高まっている。

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