大谷翔平 二刀流2戦目大爆発 1回0封2K&26号5打点 ロバーツ監督「前回よりかなり良くなっていた」
「ドジャース13-7ナショナルズ」(22日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が22日(日本時間23日)、ナショナルズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場し、右肘手術後2度目の先発で、2奪三振を含む1回無安打無失点に封じた。打者では七回に3点三塁打、八回に26号2ランを放って2安打5打点をマーク。投打二刀流で活躍した。
中5日で臨んだ投手復帰後2度目の登板。大谷は前回と同じ1回のみでの降板となったが、内容をさらに充実させた。18球のうち12球がストライクと制球力を光らせ、復帰後初の奪三振をマーク。最速159キロで1回を無失点に封じ「元の状態以上に戻れるんじゃないかなという自信は出てきている」と、強度を上げていく今後への弾みとなった登板に満足げだった。
予期せぬ形で出塁を許した。1死から2番・ウッドを打ち取った飛球を遊撃・ベッツがまさかの落球。だが、慌てない。続く左打者のガルシアを内角へ大きく曲がるスイーパーで空振り三振に仕留めると、4番N・ローには低めに落とした変化球を振らせて2者連続の三振を奪った。
大谷は「今後はイニングを伸ばしていけたら。イニング、球数は一気に増やすことはできないので、徐々に増やしてクオリティーをあげていければ。5回以上投げれるようになってスターター。そこまで交代しないように前進していけたら」と受け止めた。
試合前のブルペンでは、インターバルを含む2イニングを想定した31球を投げ込んだ。初回の投球数は前回の28球より10球も少ない18球だったが、ロバーツ監督は続投させることはなかった。
指揮官は「前回より、かなり良くなっていたと思う。球のキレや球速、投球内容、制球を含めてすごく良かった」とし、イニング数に関しては「今のところ、1イニングで問題ないと考えている。今は焦る必要は全くない」と状況をしっかり見極め、段階を踏んで徐々にステップアップしていく見通しを明かした。
打者としては、4-3の七回無死満塁から右翼線へ走者一掃の三塁打を放ち、8点リードの八回には左中間へ8試合ぶりの本塁打となるダメ押しの26号2ランを突き刺し、チームの快勝に貢献した。
移籍後初となる投打二刀流での初本塁打。登板時の1試合5打点は自己最多となった。それでも大谷は「二刀流」で高い理想を追求する。1、2打席目に喫した三振を悔やみ「自分のアプローチの打席を送れなかった」と反省も忘れなかった。
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