大谷翔平 乱闘騒ぎで冷静さ際立つ 監督激怒にベンチ飛び出す→自身への死球でベンチ手で制す
「ドジャース-パドレス」(19日、ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手が九回に起こった乱闘騒ぎで、冷静さ際立つ行動を見せた。
乱闘騒ぎが起こったのは九回。まずドジャース・リトルがパドレス・タティスJrに死球を与えると、パドレス・シルト監督が激怒。ベンチを飛び出すと、すぐさまロバーツ監督も反応して本塁方向に向かった。
両指揮官が鬼の形相で急接近すると、すぐに両軍ナインやコーチ陣がベンチを飛びだし、本塁後方で言い争いに。大谷も帽子を脱いだままベンチを飛び出すと、エドマンらと並んで冷静に見つめた。
この騒ぎで両監督は退場処分となり、両チームに「警告」が与えられて試合再開となった。
その後、波乱の展開は九回裏のドジャースの攻撃でも起こった。九回2死三塁で、パドレス・スアレスが大谷の右肩甲骨付近に160キロ直球で死球。当てたスアレスは即退場となったが、大谷は無事を強調し、冷静にベンチを手で制した。飛び出そうとしていたカーショーらはベンチへと戻った。さらに大谷は相手ベンチ、元同僚のイグレシアスらと談笑した。
試合を締めくくったのはパドレス・松井裕樹。スアレス退場後に緊急登板し、最後は2死二、三塁、一打同点の場面をしのいでメジャー初セーブを挙げた。
両軍は17日の試合でも大谷への死球を巡り、警告試合に。審判の対応にロバーツ監督が激怒し、退場処分を受けた。ロバーツ監督は中1日で今季2度目の退場となった。