大谷翔平 初回二塁打→先制ホーム 6試合連続安打 ド軍接戦制して首位陥落阻止
「パドレス7-8ドジャース」(9日、サンディエゴ)
負ければ首位陥落。絶対に取りたい同地区のパドレスとの首位攻防3連戦第1ラウンド。ドジャース・大谷が開始早々、チームに流れを呼び込んだ。「1番・指名打者」で出場した初回の第1打席。右腕ピベッタがフルカウントから投じた6球目、94・5マイル(約152キロ)の高め直球を上からたたくように捉えて、右中間へ二塁打。自身6試合連続安打で好機を演出した。
3番フリーマンの右線二塁打で先制のホームを踏み、5番スミスの右犠飛で幸先良く2点を先行した。沸き上がる三塁側ベンチ。その中心に背番号17がいた。
序盤から激しい点の奪い合い。五回には6-6の同点に追い付いてなお2死二塁で、松井との対戦が実現した。低めのスライダーを打たされて一ゴロ。絶好の勝ち越し機を生かせず、試合はそのまま延長戦に突入した。
十回に2点を奪い、パドレスの反撃をなんとかかわして競り勝ち。1安打に終わった大谷だが、八回に敵失で二塁へ進んだ際にベンチを指さし、気合の「デコルテポーズ」を2連発。珍しく力を入れたセレブレーションで盛り上げた。「要所でヒットが出て、要所で投手陣が踏ん張った。何とか勝てる方法を見いだせた」。接戦を制したロバーツ監督も安堵(あんど)の表情を浮かべた。




