千賀滉大 7勝目逃すも再び防御率1・59でリーグトップに君臨 6回1失点の好投で勝利に貢献 手負いのリンドーアが代打で決勝打

 「ロッキーズ2-4メッツ」(6日、デンバー)

 メッツの千賀滉大投手が先発マウンドに上がり、6回1失点の好投。権利を手にした7勝目は消滅したが、規定投球回に到達しナ・リーグ防御率トップに君臨。チームは九回に代打・リンドーアの勝ち越し適時打でロッキーズを下した。

 初回からアウトローの制球がさえ渡った。打者有利の敵地だが、丁寧に低めを突く投球で三者凡退の立ち上がり。二回も安定した投球を見せていたが、三回1死からモニアックに浮いたスライダーを捉えられて右翼ポール際へ先制アーチを許してしまった。

 続くフリーマンには右中間を破られる二塁打で得点圏に走者を背負うピンチ。ベックを四球で歩かせて一、二塁となったが、エストラーダを三ゴロ併殺打に仕留めて最少失点で切り抜けた。四回は先頭のグッドマンに左前打を浴びたが、捕手のアルバレスが二盗を阻止。2死からドイルを三振に仕留めてスコアボードにゼロを刻んだ。

 しかし五回、先頭のリッターに左中間を破られメジャー初安打となる三塁打を献上。無死三塁からヒウラを低めのフォークで空振り三振。さらにモニアックの一ゴロをアロンソがホームへ好送球。いったんはセーフと判定されたが、チャレンジでアウトに覆った。なおも2死一、二塁のピンチをしのぎ、粘り強く打線の援護を待った。

 だが打線は六回に無死満塁の好機を作るも、悪夢の3者連続三振。その裏、2死から安打を浴びたがドイルを右飛に仕留めた。109球の熱投で相手に流れを渡さなかった。

 七回、アロンソに逆転タイムリーが飛び出し、千賀に7勝目の権利が生まれた。しかし2番手のブラゾバンが誤算。試合を振り出しに戻され、千賀が手にした7勝目の権利は消滅した。

 それでも九回、右足小指を骨折しているリンドーアが代打で登場すると、右翼線へ勝ち越しの2点二塁打。ここぞの場面で真価を発揮し、最終回は守護神・ディアスが締めた。

 千賀は2回を投げ終えた時点で再び規定投球回に到達。防御率1・59でナ・リーグトップに立った。

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