異例の大雪打ち切り決着 小林陵侑は静かな怒りと呆れ「5分待っていればできた。なぜその判断ができなかったのか」「FISはよかったんじゃないですか」作山コーチは「奇妙」連呼
「ミラノ・コルティナ五輪・ノルディックスキー・ジャンプ・スーパー団体」(16日、プレダッツォ・ジャンプ競技場)
五輪新採用の2人一組で飛ぶ男子スーパー団体が行われ、日本はノーマルヒル銅メダルと、ラージヒル銀メダルの二階堂蓮(24)=日本ビール=と、22年北京五輪ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(29)=チームROY=で挑み、535・2点で6位に終わり、メダル獲得はならなかった。3回目の2人目の競技に入ったところで大雪となり、中断。その後、打ち切りが決まり、2回目までの結果で順位が決まった。3回目1人目で二階堂が138メートルの大ジャンプを飛び、2位に浮上していたが幻となった。まさかの結果に会場は騒然となった。
中止決定20分後には無情にも雪は止んでいた。3回目の2人目。小林はジャンプ台の上で待っていたが、ジャンプを飛ぶことはなかった。「悔しいっすよ。飛びたかったです。蓮がいい位置につけてくれて、なんか僕ゲーみたいなシチュエーションになってきたんで、結構楽しみにしていた」。試合後は静かな怒りを滲ませ「レーダーみれば5分後に止むのは分かっていた。そういう感じねって。5分待っていればできた。なぜその判断ができなかったのか」と呆れたように笑い、「オーストリアが勝ったんでFISはよかったんじゃないですか」と語った。
作山コーチは「悔しいっていうのが率直な気持ち。選手の方が悔しいと思う。自然と戦う競技なのでしょうがないのかなと」としつつ「メダルが大きくなってきていて、遠い場所ではなかった。本当に3本目が悔やまれる。この雪はまったく想定外だったので。本音を言えば30分くらい待ってほしかった。なんでこんな早く決めちゃったのかなというふうに思います」と、悔み、「奇妙」を連呼した。
