珍事 大谷翔平がピッチクロック違反を取られる 初球自動ストライク→三振 初回の第2打席、2死満塁の絶好機で

 「ドジャース-ヤンキース」(31日、ロサンゼルス)

 ドジャースは初回から打者一巡の猛攻。1番・DHで出場している大谷翔平投手が初回に第2打席を迎えた。

 2死満塁の絶好機。その初球、ピッチクロック違反でストライクを取られる珍しいシーンがあった。球審がタイムをかけて申告し、大谷も小さくうなずいた。

 自動ストライクで0-1からスタート。NHKの中継では「大谷が打席に入るのに時間を掛けすぎたということです」と説明された。1ボール2ストライクと追い込まれた後、低めの変化球を振らされて、空振り三振となった。

 ピッチクロックはMLBで昨季から導入。打者は制限時間の8秒前までに打席に入り、打つ準備を完了させなければ1ストライクが宣告される。

 初回は一挙4点。大谷の一打から猛攻が始まった。前日と同じく、笑みを浮かべてヤンキース・ブーン監督に挨拶した後、打席へ。初球ボールを見送った後の2球目、右腕ウォーレンの低め変化球を仕留め、ゴロで一、二塁間を破る右前打を放った。

 この後、フリーマンの安打で1死一、二塁となり、スミスの適時二塁打で先制。マンシーの適時打、コンフォルトの犠飛、エドマンの適時打で4点を先制した。

 大谷は右前打、三振、三振、右前打で4打数2安打。2戦連続19度目のマルチ安打となった。

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