鈴木誠也 50打点一番乗り 「チームメートの出塁があっての打点。仲間にすごく感謝している」

 「カブス4-3ロッキーズ」(27日、シカゴ)

 痛烈な打球が左翼の芝で弾んだ。「3番・指名打者」で出場したカブス・鈴木誠也外野手(30)は三回1死満塁で右腕マルケスの変化球を左前に運んだ。左翼手の正面を突いたため、一人しか生還できなかったが、今季メジャーで50打点一番乗りを果たし「チームメートの出塁があっての打点なので、仲間にすごく感謝している」と話した。

 前の打者が四球を選んだ後、初球のカーブを狙い打った。連続安打は8試合、連続出塁は12試合まで伸ばした。この日発表された週間MVP(19~25日)を受賞。メジャー1年目の2022年4月以来2度目だった。日本選手の受賞は今季初めて。「すごい選手が数多くいる中で、こういう賞を頂いたのはすごくうれしい」と話した。

 高まるオールスター戦初選出の可能性には「そこを目指すのではなく、一日一日を全力でやった結果、最後にそうなればいい」と謙虚に語った。

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