大谷翔平 8戦連続安打 3戦連発ならずもサイ・ヤング賞右腕撃ち 試合前にはブルペン35球

 「ダイヤモンドバックス3-0ドジャース」(10日、フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)はフェニックスでのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で出場し、初回に8試合連続安打となる右前打をマークした。3打数1安打で打率・305。試合は0-3で敗れ、ナ・リーグ西地区の首位から陥落した。

 痛烈な打球が一、二塁間を切り裂いた。初回先頭の大谷はカウント1-0からの2球目、内角低めの95マイル(約153キロ)を強振。打球速度109・5マイル(約176キロ)で飛び出した白球は、瞬く間に右前へ転がった。

 2021年のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)右腕バーンズから右前打を放ち、連続試合安打を8に伸ばした。だが3試合連続本塁打はならず、チームも今季3度目の零敗。ロバーツ監督は「(チーム全体として)いいスイングができなかった」とさばさばと話した。

 自慢の強力打線がつながりを欠いた。先頭の大谷が出塁した初回は次打者が併殺打。三回2死二塁の先制機では大谷が申告敬遠で歩かされた後、2番ベッツが打ち取られた。0-1の五回は1死二塁で打席に入った大谷が、ボール気味の内角のカットボールに手を出して二ゴロに倒れ、後続も好機を生かせなかった。

 バーンズは今季、同じナ・リーグ西地区のライバルに6年総額2億1000万ドル(約326億円=当時)の大型契約で加入。監督は「これからも彼と多く対戦することになるだろう」と表情を引き締めた。

 大谷は試合前、ブルペンで35球の投球練習を行った。20球を投げた後、約5分間のインターバルを挟んで15球。直球、ツーシーム、カットボール、スプリットの4球種を投じ、最後の5球はクイック投法で投げた。

 投手復帰に向け、徐々に実戦を意識した投球練習に取り組んでいる。ロバーツ監督は「まだ次のステップがどうなるかは分からないが、良かったよ」と語った。

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