大谷翔平、起死回生2戦連発12号勝ち越し3ラン 直近7戦5発 ジャッジらMLBトップに並ぶ 129メートル二塁打含む3長打固め打ち
「ダイヤモンドバックス-ドジャース」(9日、フェニックス)
大谷翔平投手が「1番・指名打者」で出場し、3点ビハインドの九回に11-11に追いつき、なおも1死一、二塁の打席で2試合連発となる12号勝ち越し3ランを放った。直近7戦5発の量産態勢。両リーグトップのジャッジ(ヤンキース)、シュワーバー(フィリーズ)、ローリー(マリナーズ)に並んだ。
怒とうの3長打。初回の打席は先発左腕ロドリゲスに対し、カウント2-1から外寄りスライダーを捉えて中堅フェンス直撃の二塁打。飛距離129メートルの大飛球で二塁を陥れ、ベッツの左前打で三進し、フリーマンの犠飛で先制のホームを踏んだ。
ドジャースは先発・佐々木が初回に2被弾3失点。しかし、2点を追う二回にK・ヘルナンデスが左翼ポール際へ特大の一発。1点を返した後、2死一塁の打席で大谷が左中間フェンス直前の二塁打だ。初球を空振りした後、内角高め150キロ直球を逆方向へ左中間フェンスを直撃する一打で一塁走者ロハスが一気に生還。同点にした。
パヘスの勝ち越し2点適時打などで4点をリードした三回無死満塁の絶好機は空振り三振。カウント2-2からチェンジアップにバットは空を切った。依然として4点リードの五回の打席は空振り三振。2番手右腕メナに対し、フルカウントから内角低めスイーパーにバットは空を切った。
大谷は前日の同カードで3点ビハインドの九回2死から11号ソロ。4打席連続無安打で迎えた打席で今季最長6試合連続安打となる一撃で勝利への執念を見せたが、チームはそのまま敗れた。
大谷は前日まで36試合に出場して、打率・296、両リーグトップのジャッジらと1差の11本塁打、16打点、ナ・リーグ5位タイの10盗塁、同2位のOPS1・032。41得点は両リーグ断トツのトップだ。直近6試合の成績は打率・391、4本塁打、6打点、OPS1・604と調子を上げている。





